働きながら美容師を目指せる？働きながら美容師の資格を取る方法を解説

現在社会人やフリーターだったり、金銭的に厳しかったりと、働きながら美容師になる夢を叶えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。美容師は働きながらなれるのか、美容師の資格は働きながら取れるのか、疑問に思っている人も多いかもしれません。そこで今回は、働きながら美容師の夢を叶える方法について紹介していきましょう。

1. 働きながら美容師になるには？

美容師として働くには、美容師の国家資格が必要です。美容師を目指す大部分の人が、高校を卒業後の進路に美容系の専門学校を選び、国家試験を受けて美容師の資格を取得するコースに進むことでしょう。それでは、たとえば一度別の職業に就いたものの、やはり美容師になりたくなったなど、働きながら美容師の資格を取ることはできないのでしょうか。

美容師の国家試験に合格し、資格を取得するなら、美容専門学校に進まなくても独学で頑張れそうな気がする人もいるでしょう。ところが美容師の国家試験を受けるには、「美容師を養成する施設（美容専門学校）で所定の年数を修了した者」という条件があるのです。これは高卒ですぐ美容専門学校に進学する人だけでなく、社会人やフリーター、主婦などにも当てはまります。

そう考えると、働きながら美容師を目指すのは難しいと思うかもしれません。ところが実際は、美容専門学校にはさまざまな課程の学校があり、働きながら通っている人も多くいるのです。次の章では、働きながらでも通える美容専門学校の課程についてお話ししていきます。

2. 働きながら通える！美容専門学校の課程とは？

美容専門学校の中には、働きながら通える課程を用意する学校も存在します。そこでここでは、美容専門学校の3つの課程について解説していきます。

2-1.昼間課程

昼間課程とは、週5日・朝から夕方までの授業を開講している専門学校のことです。平日5日間、日中みっちり授業があるため、2年間という短期間で修了するのはメリットです。カリキュラムも充実している学校が多くある印象です。ただし働きながら通うには、平日の昼間通学するのは無理がある場合が多いでしょう。昼間課程の授業後の時間をバイトなどに充てられますが、試験前などはかなりハードになるはずです。

2-2.夜間課程

平日の夕方から夜に開講し、1日に2コマから3コマの授業を開講しているのが夜間課程です。昼間働いて夜間課程に通うスタイルなら、頑張れば両立できるという人も多いのではないでしょうか。ただし1日のコマ数が昼間課程より少ないため、終了するには2年から3年かかります。

2-3.通信課程

通信課程とは、学校に通学することなくテキストなどをもとにして自宅などで学習を進めるものです。ただし、全て自分のペースで学習を進めなければならないのではありません。定期的にレポートを提出したり、自宅ではできない実技をスクーリングで学んだりできます。3年間の課程が用意されていますが、それより長くなる学校もあるようです。通学する過程に比べ学費も安く、自分のペースで仕事と両立しながら学ぶのに最適だと言えるでしょう。ただし自分のペースで進められるということは、きちんと自己管理できるかどうかが重要だと言えます。

3. 働きながら学ぶ方法とは？

美容専門学校には3つの課程があると分かりましたが、働きながら通うにはどの課程に通いどのような方法で学んでいけばいいのでしょうか。

3-1.美容室で「見習い」として働きながら学ぶのが主流！

働きながら美容師を目指す人は、大部分が通信課程または夜間課程で学びながら働いています。そしてその仕事内容は、美容室で見習いとして働く人が主流でしょう。通信課程または夜間課程で勉強中の場合、もちろんまだ美容師の免許は持っていない状態です。それでも美容室で働けるのでしょうか。

実は美容室の中には、スタイリストとアシスタントをサポートする「見習い」の求人を出しているところがあるのです。見習いは、電話対応や会計、清掃や施術道具の準備、洗濯などの業務に当たることが多いでしょう。まだ美容師の資格はないことから、お客様の髪に触れるような施術は一切できません。

中には、美容室で見習いとして働きながら通うのを前提としている通信課程の学校もあります。また、夜間課程の学校の中には見習いの求人がある美容室を紹介してくれるところも多く、美容業界全体として働きながらの資格取得を応援していると言えます。

3-2.昼間課程は別のバイトをしながら

昼間課程の良さは、2年間で修了できるという点です。そのため、2年間は別のバイトをしながら学業をメインに生活する人もいます。美容室は昼間営業する店が大部分なので、昼間課程に通うなら見習い以外の仕事を探す必要があるでしょう。

4. まとめ