2023年11月10日

美容師になるのに必要な6つの能力「〇〇力」とは?必要な資格も解説

美容師を目指す人の中には、自分には美容師になるための能力があるのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、美容師になるのに必要な、6つの能力についてお話ししていきます。また、美容師になるために必要な資格や、美容師として活躍する際に便利な資格・検定についても併せて解説していきましょう。

1. 美容師になるのに必要な資格とは?

美容師として働くのに必須となる資格が、「美容師国家資格」です。この資格を取得するには、厚生労働省の指定する美容師養成施設で昼間課程・夜間課程なら2年間、通信課程なら3年間の課程を修了する必要があります。

美容師国家資格の試験は、毎年2月と8月に実施されます。合格率は、2月の試験で約80%、8月の試験で45~60%程度です。合格率だけ聞くと簡単そうに思えるかもしれませんが、試験内容はカッティングの実技試験や美容保険・衛生管理などの筆記試験もあり、専門学校でしっかり学び対策する必要がある試験でしょう。

2. 美容師として持っていると便利な資格・検定とは?

次に、必須ではないものの持っていると美容師として活躍する際に便利な資格や検定を紹介します。

2-1. 日本メイクアップ技術検定試験

職業としてメイクアップをする人の技術力・知識力、そして接客力の向上を目指した試験です。美容師は、ヘアセットとともにメイクアップを施す機会も多々あるので、持っていると便利な資格の筆頭でしょう。3級から1級があり、基礎から学べます。

2-2. ネイリスト技能検定

最近では、ネイルサロンを併設した美容室も増えています。ネイルに関した正しい知識と技術の向上を目的とした「ネイリスト技能検定」を取得すれば、仕事の幅も広がるでしょう。

2-3. ヘアケアマイスター

「ヘアケアマイスター」とは、ヘアケアの知識や理論についての試験です。若手美容師が知識を付けるために受験することが多い試験です。

2-4. 色彩技能パーソナルカラー検定

その人の肌や瞳などの色から似合う色(パーソナルカラー)を判断できるようになる検定試験です。ヘアカラーやメイクにも生かせる検定でしょう。

2-5. ケミカル講座

ケミカル用品のメーカーなどが開催する、シャンプーやパーマ剤、カラー剤などについての講座のことです。ケミカル用品をお客様に使用する前に、知識を深めておくために受講するといいでしょう。

3. 美容師になるのに必要な6つの能力「〇〇力」とは?

美容師になるために必要な能力は、次の6つの能力が考えられます。

3-1. 傾聴力

美容室で施術を受けたものの、残念ながら「思うような髪型にならなかった」「イメージと違う髪型にされた」というお客様も一定数居ることはご存知でしょう。逆にお客様の思うようなヘアスタイルにできる美容師こそ、人気が出ることも容易に想像できるはずです。技術力も大切ですが、何よりお客様の望むヘアスタイルを実現できてこそ、お客様に喜んでもらえるでしょう。

そのような美容師になるには、お客様のなりたいヘアスタイルやイメージ、現在の髪の悩みなどを聞き出す「傾聴力」が大切になるのです。

3-2. 技術力

カットの技術やパーマの技術、出したい色にするカラーの技術など、美容師に必要な技術は多くあります。お客様の望むヘアスタイルをカウンセリングで聞きだせても、やはり技術が無ければお客様を満足させることは難しいでしょう。「ここまでできればいい」という際限はないので、美容師である限り常に技術力を高めていく努力が必要です。

3-3. コミュニケーション能力

施術中、お客様との会話が弾めば、距離も縮まりお客様の要望を引き出しやすくなるでしょう。コミュニケーション能力と言っても、単におしゃべり好きな人ならいいというわけではありません。お客様の中には施術中ゆっくりしたい人もいるので、その雰囲気を感じ取って話しかけないようにするなど、臨機応変な接客ができてこそコミュニケーション能力のある美容師でしょう。

3-4. 接客力

言葉遣いやマナー、清潔感や技術力、察する力など、お客様が来店してから退店するまでお客様と接する上で必要な総合的な能力が「接客力」です。この能力は美容師に限らず、接客業には必要なものでしょう。ただし美容師は、とくにお客様と1対1で接する時間が長いため、より高度な接客力が求められます。

3-5. 常識・雑談力

美容室には、日々さまざまな年代のお客様が来店します。どのようなお客様とも、どのような話題でも話ができるように、常にアンテナを張っておくといいでしょう。

3-6. 向上心・やる気

常にスキルアップしていく上で、時には自分の苦手分野の克服も必要になるはずです。苦手な分野があるからといって、美容師に向いていないわけではありません。克服しようとし続ける向上心・やる気のる人こそ、良い美容師になることでしょう。

4. まとめ

美容師にはさまざまな能力が必要ではありますが、苦手などない美容師はいないでしょう。常にスキルアップや苦手の克服のために努力し続けられる能力こそが大切だと言えます。

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