美容師の面接ではどのような質問をされる？回答のポイントを徹底解説！

これから美容師の面接を受けるという人の中には、どのような質問をされるのか頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。美容師の採用面接は、美容師としての資質や人柄を見極めるための多くの質問が用意されています。事前に質問と回答を想定して練習しておくことで、本番も落ち着いて面接に挑めることでしょう。そこで今回は、美容師の面接でどのような質問をされるのか、質問の一例や回答のポイントを紹介していきます。

1. 美容師の面接の特徴は？

美容師の採用において、面接は外せません。どの美容室でも、採用の際には履歴書などの応募書類をもとにして面接が行われるでしょう。美容師の面接の特徴としては、自己紹介や志望動機といった一般的な質問とともに、必ず美容師ならではの質問も用意されていることです。また、美容師はコミュニケーション能力や接客力が必要な仕事なので、感じの良い受け答えや印象の明るさも見られているのが特徴でしょう。

2. 面接で必ず聞かれる一般的な質問とは？

まずは、美容師の面接で聞かれる一般的な質問と、回答のポイントを解説していきます。

2-1. 自己紹介

ここではまず、簡潔に学校名と指名を名乗りましょう。転職の場合は、これまでの簡単な職歴を述べます。趣味や関心事をここで話す必要はありません。30秒～1分程度に抑え、「本日は、どうぞよろしくお願い致します。」で締めましょう。

2-2. 志望動機

志望動機は重視される質問の1つです。あいまいな志望動機では、「なぜうちの美容室で働きたいのか」が明確になりません。オリジナリティと具体的なエピソードを織り交ぜて、「なぜこの美容室で働きたいのか」「この美容室に自分が貢献できることは何か」を伝えましょう。その際に、美容室のHPやSNSは必ずチェックし、その美容室の強みやセールスポイント、魅力を自分なりに分析しておくといいでしょう。

2-3. 長所と短所

自分の長所と短所を、「私の短所は〇〇〇です。なぜなら～」というように結論から、理由とともに述べましょう。具体的なエピソードも交えると、人柄がよりアピールできるでしょう。

3. 美容師ならではの質問とは？

次に、美容師ならではの質問と、回答のポイントを紹介していきます。

3-1. どのような美容師を目指しているか

美容室の面接で多いのが、自分のこれからのビジョンを問われる「どのような美容師を目指しているか」という質問でしょう。この質問をすることで、面接担当者は「店舗のビジョンや方向性と合致しているか」「仕事への熱意・向上心は持っているか」を見極めるのです。

「メディアでも活躍できるようなトップ美容師を目指したい」「お客様に信頼して任せてもらえる美容師になりたい」など自分の描く将来像を答えてみましょう。「〇〇さんのような美容師になりたい」「〇年でスタイリストとしてデビューしたい」などと答えるのも一案です。

3-2. 美容業界の今後について

「美容業界は今後どうなると思うか」「どのような美容室が生き残っていけると思うか」といった質問で、美容業界への理解度を問われます。難しい質問ではありますが自分の考えを述べ、自分には何ができるか、どのようにかかわっていきたいかも合わせて答えると理想的です。

3-4. どのような美容室が流行ると思うか

どのような美容室が流行るかという質問には、経営側からでなく、お客様の立場に立って考えると新卒者でも答えやすいでしょう。「お客様1人1人が満足できる美容室」「リラックスして過ごせる美容室」など、どのような美容室が流行ると思うか端的に述べた後で、そのためにどのような店づくりをすれば実現できるのかも答えるとベターでしょう。

3-4. その他

美容師の仕事は、コミュニケーション能力が重視されます。幅広い年代のお客様が来店するため、どのような年代のお客様ともコミュニケーションを円滑に取る必要があるからです。また、他のスタッフとのチームワークも大切なので、スタッフともうまくコミュニケーションできるかどうか面接で見極めたいのです。

次のような質問は、美容師としてのコミュニケーション能力をさまざまな視点から見極めるための質問だと言えるでしょう。

・最近のニュースで気になったもの
・どのような時にストレスを感じるか
・苦手なタイプの人とは
・これまでの失敗談

マイナス面についての質問があったとしても、取り繕うことなく率直に答えましょう。ただし必ず事前に答えは用意しておき、詰まらずに話せるよう練習しておくのは大切です。

4. まとめ